介護福祉士国家試験に向けて、「そろそろ勉強を始めなければ」と思いながらも、なかなか動き出せない人は少なくありません。
仕事の疲れ、夜勤明けの眠気、家庭の予定、急な勤務変更。
介護現場で働きながら受験を目指す人にとって、毎日決まった時間に勉強することは簡単ではありません。
だからこそ、最初から完璧な計画を立てようとしなくて大丈夫です。
大切なのは、自分が今どの時期から始めるのかを確認し、その時期に合った学習の進め方を選ぶことです。
今回は、5月開始・6月開始・7月開始の3つに分けて、無理なく始めるための学習ロードマップを整理します。
まず確認したい第39回試験の大きな流れ
第39回介護福祉士国家試験に向けては、3パート制とパート合格制度を意識した学習が大切になります。
社会福祉振興・試験センターでは、介護福祉士国家試験の試験科目を3パートに分け、一定の合格基準に達したパートについて、翌年・翌々年まで受験が免除される仕組みを示しています。また、第39回からは、すでに合格済みのパートを含めた全パートを受験するか、不合格パートのみを受験するかを選択できるとされています。
受験申し込み手続きの詳細については、試験センターが令和8年7月上旬頃に案内予定としています。したがって、5月・6月の段階では、焦って手続き情報を探し回るよりも、まず学習の土台づくりを進める時期と考えてよいでしょう。
5月開始の人|全体像をつかみ、習慣をつくる
5月から始める人は、かなり良いスタート位置にいます。ただし、ここで一気に飛ばしすぎる必要はありません。最初から問題集を何周も終わらせようとすると、途中で疲れてしまうことがあります。
5月開始の人がまず取り組みたいのは、次の3つです。
1つ目は、試験制度の全体像をつかむこと。
A・B・Cパートがあること、合格パートは翌年・翌々年まで免除対象になることを確認します。
2つ目は、参考書や問題集を1冊に絞ること。
たくさん買い込むより、まずは自分が読みやすい教材を1冊決めることが大切です。
3つ目は、週3回の学習習慣をつくること。
毎日できなくても大丈夫です。最初は、1回10分から15分でも十分です。
5月開始の人は、「早く進む」よりも「続けられる形をつくる」ことを目標にしましょう。
6月開始の人|基礎科目から学習を固める
6月から始める人は、少し現実感が出てくる時期です。
「そろそろ本気でやらないと」と感じ始める人もいるでしょう。
ただ、6月開始でも遅すぎることはありません。
この時期は、いきなり苦手科目ばかりに向かうより、まずは基礎となる分野から学習を固めることが大切です。
たとえば、介護の基本、コミュニケーション技術、生活支援技術、認知症の理解、こころとからだのしくみなどは、現場経験とも結びつけやすい分野です。
「これは現場で見たことがある」
「この場面なら利用者の支援で経験している」
そのように、自分の実務経験と結びつけると、知識が頭に残りやすくなります。
6月開始の人は、週に3〜4回、短時間でもよいので、参考書を読む日と一問一答を解く日を分けてみましょう。
読むだけの日、解くだけの日を分けると、疲れている日でも取り組みやすくなります。
7月開始の人|申し込み確認と短期集中の準備
7月から始める人は、「出遅れた」と感じるかもしれません。
でも、ここで大切なのは、自分を責めないことです。
7月からでも、学習の進め方を絞れば十分に立て直せます。
7月開始の人は、まず受験申し込みに関する公式情報を必ず確認しましょう。第39回の受験申し込み手続きの詳細は、令和8年7月上旬頃に案内予定とされています。
そのうえで、学習は「広く浅く全体を確認する」ことから始めます。
最初から完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
まずは、どの科目があるのか、どの分野が自分にとって読みやすいのか、反対にどこで手が止まりやすいのかを確認します。
7月開始の人は、短期集中型になります。
そのため、教材を増やしすぎず、参考書1冊、問題集1冊、一問一答1冊程度に絞るのがおすすめです。

今週の小さな一歩
今週は、自分がどのスタート時期に近いかを確認してみてください。
5月開始の人は、学習時間を生活の中に置く。
6月開始予定の人は、教材を選び、基礎科目から始める準備をする。
7月開始になりそうな人は、公式情報を確認する習慣をつくる。
大切なのは、誰かと比べることではありません。
介護福祉士国家試験の勉強は、あなたが現場で積み重ねてきた経験を、試験の頻出ワードに置き換えていく作業でもあります。
- 今日、10分だけ参考書を開く。
- 一問だけ解いてみる。
- 用語の意味をサイトで確認してみる。
その小さな一歩が、合格への道をつくっていきます。
焦らず、止まりすぎず。
今週も、自分のペースで始めていきましょう。
参考・出典
関連リンク
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