介護福祉士国家試験 模試の使い方|点数に振り回されない復習の進め方

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10月に入り、介護福祉士国家試験の学習も中盤から後半へ移っていきます。

この時期は、模擬試験を受ける機会も増えてきます。

模試を受けると、どうしても点数が気になります。

「思ったより取れなかった」
「この点数で本番は大丈夫だろうか」
「周りより低かったら不安」

そんな気持ちになることもあると思います。

模試で確認したいのは、総得点だけではありません。

  • どの科目で失点したのか。
  • どんな問題で迷ったのか。
  • 時間配分に無理がなかったか。

この3点まで振り返ると、模試を次の学習につなげやすくなります。

模試は「今の自分」を確認する機会

模試は、本番に近い形で問題を解き、今の学習状況を確認するために使います。

結果を見るときは、総得点だけでなく、科目ごとの正答状況も確認します。

たとえば、

  • 「社会の理解」で制度問題の失点が多い
  • 「認知症の理解」で原因疾患を混同している
  • 「生活支援技術」で事例の条件を読み落としている
  • 「こころとからだのしくみ」で基本用語があいまい

といった傾向が見えてきます。

模試の結果から、次に復習する科目やテーマを決める。

ここまで行うと、模試の使い方がはっきりします。

点数より「どこで落としたか」を見る

同じ総得点でも、失点の内容は人によって違います。

知識問題は取れているけれど事例問題で迷う人もいれば、制度問題で失点が重なる人もいます。

模試の後は、

  • どの科目で取れたか
  • どの科目で落としたか
  • 繰り返し間違えている内容は何か

を確認します。

苦手が見つかっても、その科目全体を最初からやり直す必要はありません。

間違えたテーマを絞り、参考書や問題集へ戻ります。

正解した「迷った問題」も残しておく

模試の復習で見落としやすいのが、正解した問題です。

正解していても、

「二択で迷った」
「消去法で選んだ」
「何となく選んだ」

という問題は、もう一度確認します。

次に聞かれ方が変わると、同じ知識でも迷うことがあるからです。

正答の根拠を説明できるか。

ここまで確認しておくと、得点が安定しやすくなります。

誤答は「原因」を分けて考える

間違えた問題は、答えだけを覚えるより、なぜ間違えたのかを確認します。

主な原因は、次のように分けられます。

  • 知識が抜けていた
  • 似た制度や用語を混同した
  • 問題文の条件を読み落とした
  • 事例の状況を読み違えた
  • 時間を気にして急いで答えた

原因が分かると、復習方法も決めやすくなります。

知識不足なら参考書へ戻る。
混同しているなら、似た用語を比較する。
読み落としなら、問題文の条件をもう一度確認する。

誤答の原因と復習方法をセットで考えることが、同じ間違いを減らす近道です。

時間配分も振り返る

模試では、問題の内容とあわせて時間の使い方も確認します。

たとえば、

「前半に時間をかけすぎた」
「二択で迷って止まりすぎた」
「最後の問題を急いで解いた」

ということがあれば、次回の模試や過去問で調整します。

迷う問題に時間を使いすぎたら、一度保留にして先へ進む方法もあります。

最後まで解き切れる時間配分を確認することも、模試の大きな役割です。

復習は全部やり直さなくてよい

模試の後に全問を最初から復習すると、かなり時間がかかります。

まず優先するのは、

間違えた問題
正解したが迷った問題
時間をかけすぎた問題

の3つです。

ここを先に確認し、必要なところだけ参考書や問題集へ戻ります。

復習する範囲を絞ると、模試の結果を次の学習に使いやすくなります。

点数が低かったら「次の1週間」を決める

模試の点数が思うように取れないと、不安になります。

そんなときは、点数を何度も見直すより、誤答の内容を確認します。

たとえば、

「介護保険制度で失点が多かった」
「事例問題で本人の状態を読み落とした」
「同じ専門用語を何度も混同していた」

と分かれば、次に勉強する内容が決まります。

模試の結果を、次の1週間の学習計画に変える。

これができると、模試の点数をそのまま終わらせずに済みます。

まとめ|模試は復習まで行って活かす

模試の後は、次の5点を確認します。

  1. 科目ごとの正答状況を見る
  2. 迷って正解した問題も確認する
  3. 誤答の原因を分ける
  4. 時間配分を振り返る
  5. 次に復習する内容を決める

模試の点数は、その時点での結果です。

そこから、

何を覚え直すか。
何を読み直すか。
次はどこで失点を減らすか。

まで決めておくと、模試が次の得点につながります。

10月は、模試や過去問、問題集で見つかった弱点を整理し、次の学習につなげていきましょう。

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梅沢 佳裕

ベラガイア17 人材開発総合研究所 代表
最新福祉情報サイト【介護キャンパス】主宰
梅沢 佳裕

社会福祉士・介護支援専門員・アンガーマネジメントファシリテーター他。
東京都を拠点に、介護・福祉事業所の人材育成、管理職研修、法定研修、制度改正対応、BCP、カスタマーハラスメント対策などをテーマに、研修講師・コンサルティング・執筆活動を行っています。

最新福祉情報サイト【介護キャンパス】では、介護保険制度、介護報酬改定、虐待防止、身体拘束廃止、介護記録、ケアマネジメント、人材育成など、介護・福祉現場に必要な情報を実務者目線で発信しています。
公的資料や最新通知を確認しながら、制度と現場実践をつなぐ分かりやすい解説を心がけています。

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