【重要】介護福祉士国家試験の3パート制とは?第39回受験に向けた基本整理

介護福祉士国試合格サポート

介護キャンパスでは、介護福祉士国家試験に向けた「日曜朝の定期便」として、受験生の皆さんに役立つ学習情報をお届けしていきます。

この連載で大切にしたいのは、知識を増やすことだけではありません。仕事をしながら、家事や育児、夜勤や早番の合間に勉強を続ける受験生が、少しでも安心して学習を進められることを大切にしています。

勉強が進んだ週は、その積み重ねを自信にして大丈夫です。思うように進まなかった週も、そこで終わりではありません。また今日から、少しずつ再開していけばよいのです。

今回は、第39回介護福祉士国家試験に向けて押さえておきたい「3パート制」について、基本から整理します。

第39回から意識したい「3パート制」

第39回介護福祉士国家試験から、受験者が特に押さえておきたいのが、パート合格制度です。

社会福祉振興・試験センターでは、介護福祉士国家試験の試験科目を3つのパートに分け、一定の合格基準に達したパートについて、翌年・翌々年まで受験が免除される仕組みと説明しています。

つまり、これからの試験では、単に「全体で何点取るか」だけでなく、Aパート・Bパート・Cパートそれぞれをどう学ぶかという視点が大切になります。

配点は、Aパート60点、Bパート45点、Cパート20点、合計125点満点とされています。

ここで大切なのは、「3つに分かれたから難しくなった」と受け止めすぎないことです。むしろ、学習のまとまりが見えやすくなったと考えることもできます。

どの分野が得意で、どこに不安があるのか。自分の学習状況を整理しやすくなったとも言えます。

パート合格は学び続ける人を支える制度

パート合格制度では、一定の基準に達したパートは、翌年・翌々年まで受験免除の対象になります。※パート合格は、パート合格した試験の翌々年まで有効である

以下の11試験科目群すべてにおいて得点があった者
①人間の尊厳と自立、介護の基本 ②社会の理解 ③人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 ④生活支援技術 ⑤こころとからだのしくみ ⑥発達と老化の理解 ⑦認知症の理解 ⑧障害の理解 ⑨医療的ケア ⑩介護過程 ⑪総合問題
なお、配点は、1問1点の125点満点である。

介護現場で働く皆さんは、毎日が予定通りに進むわけではありません。急な勤務変更、体調不良、家庭の事情、夜勤明けの疲れ。「勉強しなければ」と思っていても、机に向かえない日があります。

そのような中で、一度で全てを完璧に仕上げようとすると、気持ちが苦しくなります。

もちろん、最初から全体合格を目指すことは大切です。ただ、一部のパートで結果が残せた場合、それが次年度以降の挑戦を支える力になります

誤解しやすいポイント

制度の理解には注意も必要です。
第39回からは、すでに合格済みのパートを含めた全パートを受験するか、不合格パートのみを受験するかを選択できるとされています。ただし、不合格パートの一部だけを選んで受験することはできません。

また、試験が3パートに分かれると聞くと、「別々の日に受験できるのでは」と感じる人もいるかもしれません。しかし、試験はこれまでと同じように、1日で実施されると案内されています。3パート制は、試験日が3日に分かれるという意味ではありません。

まずは、次の3点だけ押さえておけば大丈夫です。

  • 1つ目は、試験がA・B・Cの3パートで整理されること。
  • 2つ目は、合格したパートは翌年・翌々年まで免除対象になること。
  • 3つ目は、最終的には全パートで基準を満たす必要があること。

5月は全体像をつかむ月

5月に入ると、「もう遅れているのでは」「新制度に対応できるだろうか」と不安になる人もいます。でも、5月の段階で大切なのは、いきなり問題集を何周もすることではありません。まずは、試験の全体像をつかむことです。

どのような制度に変わるのか。どんな科目があるのか。自分はいつ、どの時間帯なら勉強しやすいのか。この確認ができるだけで、学習は始めやすくなります。

学習計画は、立派なものでなくて大丈夫です。
「夜勤明けの日は無理をしない」
「休みの日に30分だけ問題を解く」
「通勤時間に一問一答を見る」

そのくらいの小さな工夫からで十分です。

今週の小さな一歩

今週は、次の3つだけやってみてください。

  • 1つ目は、社会福祉振興・試験センターの公式情報を確認すること。
  • 2つ目は、A・B・Cパートがあることを覚えること。
  • 3つ目は、自分が勉強しやすい時間帯を1つ見つけること。

朝の10分でも、昼休みの5分でも、寝る前の1問でもかまいません。
大切なのは、完璧な計画を立てることではありません。再開できる自分をつくることです。

勉強できなかった日があっても、そこで終わりではありません。またページを開いた日から、学習は続いていきます。

今日ここまで読んでくださったことも、もうスタートラインに立っている証です!

参考・出典

【このカテゴリーのトップ】介護福祉士国試合格サポート
https://kaigocampus.com/category/shikaku-support/kaigofukushishi-kokkashiken-support/

【介護福祉士国家試験対策】
https://kaigocampus.com/category/shikaku-support/kaigofukushishi-kokka/

【介護キャンパスのホーム】
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梅沢 佳裕

ベラガイア17 人材開発総合研究所 代表
最新福祉情報サイト【介護キャンパス】主宰
梅沢 佳裕

社会福祉士・介護支援専門員・アンガーマネジメントファシリテーター他。
東京都を拠点に、介護・福祉事業所の人材育成、管理職研修、法定研修、制度改正対応、BCP、カスタマーハラスメント対策などをテーマに、研修講師・コンサルティング・執筆活動を行っています。

最新福祉情報サイト【介護キャンパス】では、介護保険制度、介護報酬改定、虐待防止、身体拘束廃止、介護記録、ケアマネジメント、人材育成など、介護・福祉現場に必要な情報を実務者目線で発信しています。
公的資料や最新通知を確認しながら、制度と現場実践をつなぐ分かりやすい解説を心がけています。

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