2026年度の介護支援専門員実務研修受講試験は、10月11日(日)です。9月に入り、試験まで約1か月となりました。
ここからは、春や夏と同じペースで知識を広げ続ける時期ではありません。これまで覚えてきた内容を、実際の問題で正答できる状態へ仕上げていく時期です。
過去問や模擬問題をある程度解いてきた今だからこそ、できる勉強があります。
9月は、問題演習の量を確保しながら、「迷う問題」「繰り返し間違える問題」を減らしていきましょう。
1.本番を意識して60問をまとめて解く
ケアマネ試験は、介護支援分野25問、保健医療福祉サービス分野35問の合計60問です。試験時間は120分です。
これまで分野別や一問一答で学習してきた方も、9月からは休日などを利用して、時間を計りながら60問をまとめて解く機会をつくってみてください。
ここで確認したいのは、得点だけではありません。
- 最後まで時間内に解けたか
- 1問に時間をかけすぎていないか
- 後半になると問題文の読み方が雑になっていないか
- 迷った問題をいったん保留して先へ進めたか
- 見直す時間を残せたか
普段の勉強では、分からない問題をゆっくり考えることができます。本番では時間が決まっています。
9月からは、「正解できるか」とあわせて、「時間内に正解できるか」も確認しておきたいところです。
2.正解・不正解だけで分けない
模擬問題や過去問を採点するときは、「○か×か」だけで分けると、復習した方がよい問題を見落とすことがあります。
おすすめは、次の3つに分ける方法です。
- ○ 根拠を持って正解できた
- △ 正解したが迷った
- × 不正解だった
9月に意識して減らしたいのが「△」です。
最後の2つの選択肢で迷った。制度名は分かるものの対象者が曖昧だった。消去法で残った選択肢を選んだら正解だった。
こうした問題は、次に同じテーマが出たときに失点する可能性があります。
すでに安定して正解できる問題を何度も解くより、「△」と「×」を優先して見直す方が、追い込み期の復習としては効率的です。
3.間違えた問題は数日後にもう一度解く

問題を間違えた直後に解説を読めば、その場では正解できるようになります。
ただ、それだけでは本当に覚えたかどうかは分かりません。
数日空けて、もう一度同じ問題を解いてみましょう。
そこで再び迷ったり、同じところで間違えたりした問題は、自分にとって失点しやすいテーマです。
たとえば、
- 要介護認定の手続き
- 地域支援事業
- 居宅介護支援や介護予防支援
- 疾病や医療に関する知識
- 福祉サービスや権利擁護に関する制度
など、自分が繰り返し迷うところを見つけていきます。
答えそのものを覚えるのではなく、「なぜこの選択肢になるのか」を確認しておくと、聞かれ方が変わった問題にも対応しやすくなります。
4.10月に見直す問題を今から絞っておく
9月の問題演習には、もう一つ目的があります。
試験直前に見直す内容を、今のうちから絞っておくことです。
新しくまとめノートを作り直す必要はありません。
問題集に印を付ける、付箋を貼る、問題番号を控えるなど、簡単な方法で構いません。
特に残しておきたいのは、
- 2回以上間違えた問題
- 毎回最後まで迷う問題
- 人数・期間・対象者などを取り違えやすい問題
- 似た制度を何度も混同する問題
です。
10月に入ってから分厚いテキストを最初から読み直すより、自分が失点しやすいところをすぐ確認できる状態にしておく方が実用的です。
9月は問題を解くだけでなく、直前期に確認する範囲を少しずつ絞る時期でもあります。
9月は「勉強した量」を「得点できる力」に変える
試験まで残された時間は多くありません。
ここからは、何時間勉強したかだけでなく、前回迷った問題を次に正解できたか、同じ失点を繰り返していないかを確認していきましょう。
- 60問を時間を計って解く。
- 「△」と「×」を拾う。
- 数日後にもう一度解く。
- 繰り返し間違える問題を10月の確認用に残す。
9月は、この流れを繰り返しながら、試験本番で迷う問題を一つずつ減らしていきます。
これまで覚えてきた知識を、「知っている」で終わらせず、「問題で正答できる」状態へ。
追い込み期の1か月は、この仕上げに時間を使っていきましょう。
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