介護福祉士国家試験 得点源科目の固め方|取れる問題を落とさない復習ポイント

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介護福祉士国家試験の勉強を続けていると、科目ごとの得意・不得意が見えてきます。

苦手科目の復習は欠かせませんが、比較的よく解けている科目も確認しておきたいところです。得意だと思っている科目でも、選択肢の表現が変わったり、事例の条件が加わったりすると迷うことがあります。

中盤の時期は、正解できている科目の取りこぼしを減らし、安定して点を取れる科目を増やしていきます。

正解した問題も、根拠まで確認する

得意な科目は正答率が高いため、正解するとそのまま次の問題へ進みがちです。

ただ、同じ正解でも理解の程度には差があります。

  • 理由を説明できる状態で正解した
  • 二つの選択肢で迷って正解した
  • 消去法で正解した
  • 何となく選んだら正解していた

後ろの三つは、もう一度確認しておきたい問題です。

解説を読み、なぜその選択肢が適切なのかを確認します。あわせて、迷った選択肢のどこが適切でないのかも見ておきます。

正答の理由を説明できる問題が増えるほど、聞かれ方が変わったときにも判断しやすくなります。

基本問題の取りこぼしを減らす

得意科目を固めるときは、難しい問題を探して解くより、基本的な内容で間違えていないかを確認します。

たとえば「介護の基本」「生活支援技術」では、次のような考え方が問題の判断に関わります。

  • 利用者の尊厳
  • 自立支援
  • 自己決定
  • 安全への配慮
  • 利用者の状態に応じた介助

介護現場で働いていると、日頃の経験から答えを予測できる問題もあります。

国家試験では、問題文に示された利用者の状態、本人の希望、生活状況などを読み取ったうえで答えを選びます。

普段の職場で行っている方法だけで判断せず、問題文に書かれている条件を確認する習慣をつけておきましょう。

得意科目で間違えた問題は原因を確かめる

よく解けている科目で間違えた問題は、復習する価値があります。

「生活支援技術」の問題を間違えた場合でも、理由はいくつか考えられます。

  • 介助方法を覚えていなかった
  • 利用者の身体状況を読み落とした
  • 本人ができる動作を考慮していなかった
  • 設問が求めている内容を取り違えた

原因が分かれば、確認する内容も決まります。

知識が抜けていた場合は参考書の該当箇所へ戻ります。問題文の読み落としなら、利用者の状態や設問の条件に印を付けながら読み直します。

得意科目では、科目全体を最初から復習する必要はありません。間違えた部分と迷った部分を中心に確認します。

二つの選択肢で迷ったら違いを見る

介護福祉士国家試験では、二つの選択肢まで絞れても、最後の判断で迷うことがあります。

このような問題は、迷った二つの選択肢を並べて確認します。

見るポイントは次のような内容です。

  • 利用者の状態に合っているか
  • 本人の希望や意思が反映されているか
  • 介護福祉職が行う支援として適切か
  • 問題文に示された条件に合っているか

文章だけを見ると正しく思える選択肢でも、事例に登場する利用者には適さないことがあります。

二択で迷ったときは、「この利用者に、今この場面で行う支援として適切か」まで読み直してみましょう。

得意科目も時間を空けて解き直す

一度よく解けるようになった科目でも、しばらく触れないと細かな知識を忘れることがあります。

毎日取り組む必要はありません。

一定期間を空けて、次の問題をもう一度解いてみます。

  • 以前間違えた問題
  • 二択で迷った問題
  • 正解したものの理由を説明できなかった問題

すでに迷わず答えられる問題を何度も解くより、少し不安が残っている問題を優先して確認する方が効率よく復習できます。

解き直したときに、迷わず理由まで説明できれば、その問題は一度区切ってよいでしょう。

得点できる科目を一つずつ増やす

勉強が進むと、

「介護の基本は安定して解ける」
「生活支援技術は以前より迷わなくなった」
「認知症の理解は正答が増えてきた」

といった変化が出てきます。

その中から、まず一つの科目をしっかり固めます。

間違えた問題や迷った問題を解き直し、基本的な問題で安定して正解できるようになったら、次の科目へ進みます。

安定して正解できる科目を一つずつ増やすことが、中盤の得点づくりにつながります。

苦手科目の復習と並行して進めると、全体の正答数も少しずつ上げやすくなります。

まとめ|取れる問題を確実に取れるようにする

得点源として固めたい科目では、正答数だけを見る必要はありません。

次の5点を確認してみましょう。

  1. 正解した理由を説明できるか
  2. 基本的な問題で繰り返し間違えていないか
  3. 間違えた理由が分かっているか
  4. 二択で迷った問題を解き直しているか
  5. 時間を空けても正解できるか

中盤は、これまで勉強してきた内容を何度か解き直し、取りこぼしを減らしていく時期です。

「前は迷ったけれど、今回は理由を説明して答えられた」問題を増やしていきましょう。

この積み重ねが、秋以降に過去問を本格的に進めるときや、模擬試験を受けるときの得点につながります。

一問一答で得意分野も確認してみましょう

介護キャンパスでは、介護福祉士国家試験の各科目から基礎知識を確認できる無料の一問一答を公開しています。

得意だと思っている分野も一度解いてみると、知識があいまいなところや、迷いやすい問題が見つかることがあります。

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梅沢 佳裕

ベラガイア17 人材開発総合研究所 代表
最新福祉情報サイト【介護キャンパス】主宰
梅沢 佳裕

社会福祉士・介護支援専門員・アンガーマネジメントファシリテーター他。
東京都を拠点に、介護・福祉事業所の人材育成、管理職研修、法定研修、制度改正対応、BCP、カスタマーハラスメント対策などをテーマに、研修講師・コンサルティング・執筆活動を行っています。

最新福祉情報サイト【介護キャンパス】では、介護保険制度、介護報酬改定、虐待防止、身体拘束廃止、介護記録、ケアマネジメント、人材育成など、介護・福祉現場に必要な情報を実務者目線で発信しています。
公的資料や最新通知を確認しながら、制度と現場実践をつなぐ分かりやすい解説を心がけています。

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