9月に入り、介護福祉士国家試験の勉強も中盤に差しかかっています。
第39回介護福祉士国家試験は、2027年1月31日に実施予定です。受験申し込みは9月2日で終了しており、ここからは本試験に向けて学習内容を整えていく時期です。
すでに過去問や問題集に取り組んでいる方も多いでしょう。
9月は、解いた問題をそのままにせず、どこで間違えたのか、何があいまいだったのかを整理して、次の復習につなげる時期です。
過去問は「正解・迷った・間違えた」に分ける
過去問を解いたら、問題を次の3つに分けます。
- 正解し、理由も説明できた
- 正解したが、選択肢で迷った
- 間違えた
復習したいのは、後ろの2つです。
正解していても、二つの選択肢で迷ったり、消去法で選んだりした問題は、知識がまだ安定していません。
「正解したから終わり」にせず、迷った問題も残しておくと、次の復習がしやすくなります。
間違えた理由を短く残す
誤答した問題には、間違えた理由を一言だけ残しておきます。
たとえば、
「制度を混同した」
「専門用語を覚えていなかった」
「利用者の状態を読み落とした」
「二択で迷った」
「設問の意味を取り違えた」
この程度で十分です。
長い解説を書き写す必要はありません。
同じ理由で何度も間違えていると、自分の弱点が見えてきます。
「社会の理解で制度問題を落としやすい」「認知症の理解では原因疾患の特徴が混ざる」と分かれば、参考書へ戻る場所も決まります。
解説では、迷った選択肢まで確認する

過去問の復習では、正解だけを覚えても十分ではありません。
二つの選択肢で迷った問題は、なぜ正解なのか、もう一方はなぜ適切でないのかを確認します。
事例問題なら、次の点を問題文から拾います。
- 利用者の状態
- 本人の希望や意思
- 生活上の困りごと
- 介護福祉職として行う支援
制度に関する問題なら、対象者、目的、利用条件などを確認します。
選択肢の違いが分かるようになると、同じ知識が別の形で問われたときにも判断しやすくなります。
答えを覚えてしまった問題は周辺知識へ広げる
過去問を繰り返していると、問題文を見ただけで答えを覚えてしまうことがあります。
その場合は、その問題に関連する内容まで確認します。
たとえば、サルコペニアの問題なら、フレイルや廃用症候群との違いも見ておきます。
介護保険の被保険者に関する問題なら、保険者、要介護認定、保険給付まで確認します。
一つの問題から周辺知識へ広げると、答えだけを覚える学習を避けやすくなります。
科目ごとの正答状況を確認する
9月は、全体の点数とあわせて、科目ごとの正答状況も見ておきましょう。
たとえば、
「介護の基本は安定している」
「社会の理解は制度問題で失点が多い」
「認知症の理解は二択で迷うことが多い」
というように整理します。
これが分かると、学習時間の配分を決めやすくなります。
苦手科目には少し多めに時間を取り、得意科目は間違えた問題を中心に確認します。
シフト勤務なら「解く日」と「直す日」を分ける
介護職は、早番・遅番・夜勤などで勤務時間が変わります。
毎回まとまった時間を取るのが難しい場合は、
●時間が取れる日:過去問をまとめて解く
●勤務日:誤答や迷った問題を確認する
と分けても構いません。
勤務に合わせて学習内容を変える方が、継続しやすくなります。
本番に近づいてきたら、まとまった時間を使って1回分を通して解く練習も加えていきましょう。
9月は「同じ間違い」を減らしていく
過去問を何年分解いたかも一つの目安ですが、9月は同じ内容で繰り返し間違えていないかを確認したい時期です。
前回間違えた問題をもう一度解き、「今回は理由まで説明できた」という問題を増やしていきます。
一度落とした問題を、次は取れる問題に変える。この積み重ねが、秋以降の得点の安定につながります。
まとめ|9月の過去問は弱点整理に使う
9月の過去問学習では、次の4点を確認します。
- 正解した問題の中から、迷った問題を拾う
- 間違えた理由を短く残す
- 関連する知識まで広げて復習する
- 科目ごとの弱点を確認する
過去問を解く量が増えてきた今は、解きっぱなしを減らしていくことが効果的です。
「また同じところを間違えた」を一つずつ減らし、「次は取れる問題」に変えていく。
9月は、この復習を積み重ねながら、秋以降の問題演習につなげていきましょう。
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