※本記事は著者による新刊紹介です。
介護事業所では、自然災害や感染症が発生した際にも、利用者の生活と必要な支援をできる限り継続するため、業務継続計画(BCP)の策定と運用が求められています。
一方で、現場からは「ひな形をもとに作成したものの、実際に何をすればよいか分からない」「研修や訓練をどのように実施し、記録を残せばよいのか迷う」といった声も聞かれます。
このたび、私が執筆した新刊
**『図解入門ビジネス 最新 介護BCPの基本と実践がよ~くわかる本』**が、2026年9月25日に秀和システム新社から発売されます。
入所・通所・訪問に対応。
BCPの策定から、日常的な運用、研修・訓練、見直しまでを一冊で整理した実務書です。
BCPを「作る」から「動かす」へ
BCPは、作成して保管すること自体が目的ではありません。緊急時に職員が迷わず動き、利用者の安全を守りながら必要な業務を継続できるように、日頃から確認し、訓練し、見直していく必要があります。
本書では、介護BCPを「現場で実際に使えるか」という視点から整理しました。
自然災害BCPと感染症BCPの基本的な考え方を押さえたうえで、初動対応、人員確保、業務の優先順位、情報共有、家族への説明、訓練、記録、見直しまでを具体的に解説しています。
入所・通所・訪問の違いを踏まえて解説
介護サービスは、事業所の種類によって、災害時・感染症発生時に直面する課題が異なります。
入所施設では、夜間帯の少人数勤務、停電・断水、避難や生活継続の判断が課題になります。通所介護では、送迎の中止・再開、浸水や気象情報への対応、利用者・家族への連絡が重要です。訪問介護や居宅介護支援では、道路状況や通信状況を踏まえた利用者の安否確認、訪問の可否判断、代替支援の調整が必要になります。
本書では、こうしたサービス類型ごとの違いにも触れながら、BCPを自事業所の業務に引き寄せて考える視点を示しています。

新刊『最新 介護BCPの基本と実践がよ~くわかる本』
高齢者分野・障害者分野の入所・通所・訪問など各事業所に対応。BCPの策定、年間運用、法定研修、机上訓練の進め方・取り組み方、点検・見直しまでを分かりやすく丁寧に一冊にまとめています。
■著者:梅沢 佳裕 ■発売日:2026年9月25日 ■定価:2,420円(税込)
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※本ページはAmazonアソシエイト・プログラムを利用しています。
研修・机上訓練に使える想定事例を収載
BCPを職場に根づかせるためには、研修を行うだけでなく、具体的な場面を想定して職員間で判断や対応を確認することが大切です。
本書には、特別養護老人ホーム、通所介護、訪問介護、居宅介護支援、認知症グループホームなどを想定した事例を収載しました。
たとえば、
- 夜間に大地震が発生した場合、まず何を確認するか
- 豪雨や浸水により送迎の継続判断に迷った場合、どの情報を集めるか
- 道路遮断と通信不安定が重なった際、訪問介護はどう対応するか
- 感染症発生時、ゾーニングや人員確保をどう進めるか
- 職員の欠勤が広がった際、どの業務を優先するか
といったテーマを扱っています。BCP委員会や職員研修、机上訓練の題材としても活用いただけます。
こんな方におすすめです
- 介護BCPを作成した後の運用に課題を感じている管理者・BCP担当者
- BCP委員会、研修、訓練をこれから具体化したい事業所
- 災害時・感染症発生時の初動対応や情報共有を見直したい職員
- 入所・通所・訪問それぞれのBCP上の留意点を確認したい方
- 訓練後の振り返りを、次の改善につなげたい方
BCPは、一度完成させたら終わりというものではありません。事業所の体制、利用者の状況、地域のリスクに合わせて、日常の業務の中で少しずつ育てていくものです。
本書が、介護事業所の皆さまにとって、BCPを「いざという時に動かせる計画」にしていくための一助になれば幸いです。
書籍情報
書名
図解入門ビジネス 最新 介護BCPの基本と実践がよ~くわかる本
著者
梅沢 佳裕
発売日
2026年9月25日予定
定価
2,420円(税込)
判型・ページ数
A5判・256ページ
出版社
秀和システム新社
書籍の詳細・購入案内は、出版社の書籍紹介ページをご覧ください。