介護福祉士国家試験の勉強を続けていると、机の上に教材が増えてきます。
参考書、問題集、過去問、一問一答。どれも役立つ教材ですが、同じように使っていると学習に時間がかかります。
9月以降は、教材ごとの役割を決めて使うと復習が進めやすくなります。
新しい教材を次々に増やす前に、今持っている教材の使い方を一度整理してみましょう。
参考書は「分からないところへ戻る」ために使う
参考書は、最初から最後まで何度も読み直す必要はありません。
過去問や問題集を解いて、
「制度の仕組みがあいまいだった」
「認知症の原因疾患を混同した」
「身体のしくみを理解できていなかった」
というところが見つかったときに、該当するページへ戻ります。
たとえば介護保険制度の問題で間違えた場合は、被保険者、保険者、要介護認定、保険給付など、関連する内容を確認します。
参考書は、誤答から基礎知識へ戻るための教材として使うと効率的です。
問題集は「理解できているか」を確認する
問題集は、覚えた知識を使って答えられるか確認するときに向いています。
同じ分野の問題を続けて解くと、
- 用語を覚えているか
- 似た制度を区別できるか
- 事例の条件を読み取れるか
- 選択肢の違いを判断できるか
が見えてきます。
正答数だけを見る必要はありません。
間違えた問題と、正解したものの迷った問題に印を付けておくと、後日の復習に使えます。
過去問は「本試験でどう問われるか」を知る
過去問では、実際の試験で知識がどのように問われているかを確認できます。
専門用語を知っているだけで解ける問題もあれば、利用者の状態や生活場面を読み取って判断する問題もあります。
解いた後は、
- なぜこの選択肢が適切なのか
- 自分はどこで迷ったのか
まで確認します。
答えを覚えてしまった問題は、関連する制度や専門用語まで広げて復習すると、知識を整理しやすくなります。
一問一答は短時間の確認に使う
一問一答は、基本的な知識を短時間で確認したいときに使いやすい教材です。
介護職は、早番・遅番・夜勤など勤務時間が変わります。
まとまった学習時間を取りにくい勤務日には、一問一答で専門用語や制度を確認し、時間が取れる日に問題集や過去問へ進む方法もあります。
一問一答で間違えたテーマは、参考書で確認します。
一問一答 → 参考書 → 問題集・過去問
とつなげると、短時間の学習も次の復習に生かせます。
教材を増やしすぎない

勉強が思うように進まないと、新しい参考書や問題集が気になることがあります。
しかし、教材が増えるほど、
「どれを進めればよいか」
「どこまで終わったか」
が分かりにくくなることもあります。
9月の段階では、まず現在使っている教材を確認します。
参考書は調べるため、問題集は理解確認、過去問は出題形式の確認、一問一答は基礎知識の確認。
このように役割を決めると、同じ教材を繰り返し使いやすくなります。
間違えた問題を中心に教材を行き来する
教材は一冊ずつ完全に終わらせてから次へ進む必要はありません。
たとえば、過去問で「社会の理解」を間違えたら参考書へ戻る。そこで確認した内容を問題集で解く。数日後にもう一度同じ過去問を確認する。
この流れなら、復習する理由がはっきりします。
過去問・問題集で弱点を見つける
↓
参考書で確認する
↓
もう一度問題を解く
9月以降は、この行き来を増やしていくと、覚えた知識を問題で使えるようになります。
まとめ|教材にはそれぞれ役割がある
介護福祉士国家試験の教材は、次のように使い分けます。
- 参考書:分からない内容を確認する
- 問題集:知識を使って答えられるか確かめる
- 過去問:本試験での問われ方を確認する
- 一問一答:基本知識を短時間で確認する
大切なのは、教材の冊数ではありません。
間違えた問題から必要な教材へ戻り、確認したらもう一度問題を解く。
この流れができると、教材を「読むもの」から、得点につなげるための道具として使えるようになります。
9月後半は、今持っている教材を一度並べて、それぞれ何のために使うのか整理してみてください。
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