介護福祉士国家試験|6月から始める効果的な勉強法と教材の選び方

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介護福祉士国家試験の勉強を6月から始める方にとって、大切なのは「たくさん教材を買うこと」ではありません。

まず必要なのは、毎日少しずつ続けられる学習の形を作ることです。

試験範囲は広く、科目も多いため、最初から参考書を1ページ目から読み込もうとすると、途中で挫折してしまうことがあります。いまやるべきは、細かい暗記を急ぐより、基本知識に触れながら、試験問題を全般的に慣れていく時期です。

6月は一問一答から始めると続けやすい

6月から学習を始める方には、一問一答形式の教材が使いやすくおすすめです。

一問一答は、短い時間で基本知識を確認できます。通勤中、休憩中、寝る前など、まとまった勉強時間が取れない方でも、5問、10問と区切って進められます。

私自身も、試験勉強では、まず一問一答を使って知識を積み上げました。短い問題を繰り返すことで、用語や制度、介護の基本的な考え方が少しずつ頭に残っていきます。自分の経験をもとにすると、一問一答を繰り返しボロボロになるまで、丸暗記してしまうほど繰り返すだけで、解ける設問が随分と増えた実感があったものです。

最初から完璧に覚える必要はありません。
問題を読む。答えを確認する。解説に目を通す。分からない用語には印をつける。まずはこのくらいで十分です

一問一答+過去問解説=得点がぐんぐんアップ!

一問一答は、基礎固めには便利です。ただし、一問一答だけで試験対策を終えるのはおすすめしません。介護福祉士国家試験では、事例問題や選択肢の読み取りも大切です。短い知識を覚えていても、実際の問題文の中で使えないと得点につながりにくくなります。

そのため、6~7月のうちから過去問題にも少しずつ触れておきましょう。

最初は1日5問でも構いません。間違えても大丈夫です。この時期の過去問は、点数を測るためではなく、「どのように問われるのか」を知るために使います

おすすめの流れは、次のとおりです。

・一問一答で基本知識を確認する
・関連する過去問を数問解く
・間違えた問題の解説を読む
・分からない用語を参考書で確認する

この学習法を繰り返すと、知識が試験問題とつながりやすくなります。

『介護福祉士国家試験2027 一問一答ポケットブック』

短い時間で基本知識を確認したい方に。通勤中や休憩中にも進めやすい一問一答タイプです。


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『介護福祉士国家試験過去問解説集2027』

一問一答で確認した知識を、実際の試験問題で使えるか確認したい方に。出題形式に慣れるための1冊です。

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私は過去問解説集をとにかく何度も繰り返し解きました。はじめて過去問集にチャレンジした時は、かなりボロボロの状態。「やばい!本当に合格できるかな…」と不安になることも…。設問は、印をつけながら繰り返し解きます。自信をもって正解を導き出した問題には【◎】、少し迷ったけど何とか正解は【〇】、不正解だったけど、惜しかったな…は【△】、初めて見たよ~/全然分からない…は【×】。

こうしてパートごとに1回目のチャレンジ。「が~ん、分からん…」「大丈夫かな⁉」「「なんどか、行けるかも!」、そこは人それぞれのスタート地点。【◎】の設問は、これで終わり、【〇】【△】【×】だけをチョイスし2回目のチャレンジ。多分、1回目【〇】だった設問が【◎】になってくる。【◎】はpassして、3回目チャレンジ。こんな具合に取り組んで見てください。そのうち、【△】と【×】が見当たらなくなるころには、初めて取り組んだ頃より、何か自信が出てきたかも、という実感がじんわり湧き出てきている自分に気づくはずです。

これが私の合格への学習の第1ステップです。

参考書は「調べるため」に使う

6月の段階では、参考書を最初から最後まで読み込む必要はありません。

参考書は、分からないところを確認するために使うと続けやすくなります。一問一答や過去問を解いていて分からない用語が出てきたとき、解説を読んでも納得できないときに開けば十分です。

参考書は、読むためだけの本ではありません。
分からないところに戻るための辞書のようなものです

6月は毎日30分を目安にする

6月から学習を始める方は、最初から長時間の勉強を目標にしすぎない方が続きます。
まずは、1日30分を目安にしてみてください。

  • 一問一答を10問解く。
  • 間違えた問題の解説を読む。
  • 過去問を3問だけ確認する。
  • 分からない用語を1つ調べる。

これだけでも、毎日続ければ大きな積み上げになります。忙しい日は、一問一答を5問だけでも構いません。大切なのは、学習を止めないことです

必要に応じて教材を足す

学習を進める中で、「一問一答だけでは整理しにくい」「読むだけでは覚えにくい」と感じることもあります。

その場合は、自分の学習スタイルに合わせて教材を足していきましょう。

参考・出典

  • 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回介護福祉士国家試験(予定)」
  • 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 合格基準」
  • 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 出題基準」
梅沢 佳裕

ベラガイア17 人材開発総合研究所 代表
最新福祉情報サイト【介護キャンパス】主宰
梅沢 佳裕

社会福祉士・介護支援専門員・アンガーマネジメントファシリテーター他。
東京都を拠点に、介護・福祉事業所の人材育成、管理職研修、法定研修、制度改正対応、BCP、カスタマーハラスメント対策などをテーマに、研修講師・コンサルティング・執筆活動を行っています。

最新福祉情報サイト【介護キャンパス】では、介護保険制度、介護報酬改定、虐待防止、身体拘束廃止、介護記録、ケアマネジメント、人材育成など、介護・福祉現場に必要な情報を実務者目線で発信しています。
公的資料や最新通知を確認しながら、制度と現場実践をつなぐ分かりやすい解説を心がけています。

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