皆さま こんにちは ベラガイア17の梅沢佳裕です。
今回の研修は、特養ホーム、デイサービス、地域包括支援センターなど高齢者施設を運営されている「やすらぎミラージュ」様で講師を務めさせて頂きました。
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■テーマ:介護・福祉現場におけるストレスケアとアンガーマネジメント
■開催日時:2025年7月28日(月)18:00~19:30(集合研修)
■研修場所:社会福祉法人章佑会 やすらぎミラージュ様(東京都練馬区)

【研修プログラム】
- 介護現場におけるメンタルケアの必要性
- アンガーマネジメントと怒りが生まれるメカニズム
- アンガーマネジメントの3つのコントロール
- アンガーマネジメントの実践
~イライラ感情をエスカレートさせないための環境づくり
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当施設様はコロナ禍になり、外部での研修が難しくなってからは、職員持ち回りでの施設内研修を続けてこられていたそうですが、久々に外部講師への依頼をしようとの意向が高まり、今回の研修に至ったとのことでした。
アンガーマネジメント研修は、いま介護現場にとって非常に重要な研修テーマの一つでもあります。感情労働といわれる介護職は、利用者や職場同僚との関係性を築くために、多大な感情を働かせ、信頼関係を保っています。
この労働環境が実は、介護職をストレスにさらし、ジレンマを大きくしてしまう一因にもなっていると言われます。専門職であるということから、本心では不安や業務への焦りを感じていたとしても、それらの本音を吐露することもままならない介護現場が、介護職にとってはストレスフルな労働環境でもあるのです。
そのような介護職にとって、自身の感情を上手にコントロールできるようになることは、自らの業務をスムーズにできるだけではなく、利用者にとってもサービスの質の向上に繋がります(介護職がいつも笑顔で入れくれるのですから・・・)。
●やすらぎミラージュ様での研修について
研修ではワークを2つ行なわせていただきました。いずれのワークも限られた時間ではありましたが、とても活発に意見交換されており、真剣ななかにも楽しさも伝わる有意義な研修になっていました。
研修の最後に、普段の業務中ではあまりイライラ感情を外に見せないというお二人のスタッフ様から感想を頂きました。
*以前は、夜勤の明け方などに、コールが重なったりすると、内心ではやはりイラっとすることがあったそう。でも信頼できる仲間と夕食を食べにいく、ちょっと一杯の機会などを通じて、大変さなども共感し合えたことが大きな支えとなった。この研修では、自分のイライラ感情に気づき、客観視できるようになることが大切だと学んだ。これからは自分の感情の動きを意識して業務を行おうと感じた。
*以前、利用者から少し心無い言葉を言われたことがあり、少し頭にきたことがありました。でも、同僚とも同じような経験を共有でき、「自分だけじゃないんだなぁ」と思えたことで、気持ちが少し楽になりました。あの時の自分には、馬鹿にされたくない、ちゃんと見てほしいなどのコアビリーフ(~べき)があったのかなぁと思いました。
このようなご感想を頂きました(筆者が聞いたままに解釈して書いています)
この研修を受講くださったことで、少しでも業務にお役立て頂けますと幸いです。
ありがとうございました。