【研修実績レポート】気づきと行動を育てる「虐待防止・身体拘束ゼロ研修」を実施しました

14.登壇した介護研修・セミナー紹介

皆さま、こんにちは。
ベラガイア17人材開発総合研究所の梅沢佳裕です。

2025年12月21日・22日の2日間に分けて、
八丈島にある社会福祉法人養和会 第二八丈老人ホーム様にて、
気づきと行動を育てる 虐待防止・身体拘束ゼロ研修」を実施しました。

本研修の初日は、令和7年度東京都登録講師派遣事業の一環として行われた【法定研修】であり、1日目は約50名、2日目は約40名の職員の皆さまにご参加いただきました。


研修プログラム(実施内容)

本研修は、「知識を学ぶ」だけでなく、事例を通して考え、行動に落とし込むことを重視した構成としました。

《研修の流れ》
1.オリエンテーション
2.講義①:虐待発生の要因と防止の視点
 ― 虐待は「個人」だけでなく、「チーム」「組織体制」「法人文化」が重なって起こる現象であることを整理
3.ワーク①:グレーゾーン事例の判断と議論
 ― 「これは虐待?不適切ケア?問題なし?」を判断し、根拠を言語化
4.ワーク②:特養で発生した虐待事案の要因分析
 ― 実際の事例をもとに、個人・チーム・組織・法人の4視点から原因を分析
5.まとめ・振り返り
 ― 明日からの行動につなげる「ひとこと宣言」


研修の様子

研修では、講義パートで虐待や身体拘束が発生する背景構造を丁寧に整理したうえで、
ワークを通じて「自分たちの現場ではどうか?」を考えていただきました。

特に印象的だったのは、事例検討ワークでの意見交換の深さです。
日ごろの実務では、時間的・心理的余裕がなく、
「これは本当に適切なのか?」
「違和感はあるが言葉にできない」
といった点を、職員同士で立ち止まって話し合う機会は決して多くありません。

今回の研修では、そうした普段は共有しにくいテーマについて、率直な意見が数多く交わされ
「自分だけが悩んでいたわけではなかった」
「チームで考えることの大切さを改めて感じた」
といった声も多く聞かれました。

虐待防止・身体拘束ゼロの取り組みは、一人の意識改革ではなく、チームと組織全体での“気づきと行動”の積み重ねであることを、参加者の皆さまと共有できた2日間となりました。


研修をご検討中の事業所様へ(ご案内)

本研修は、
・虐待防止研修を「形骸化させたくない」
・職員が自分ごととして考えられる研修を行いたい
・身体拘束ゼロに向けた具体的な一歩を探している

といった事業所様に向けて、内容を調整しながら実施しています。

対面研修・オンライン研修いずれも対応可能で、
ご予算や施設の課題に応じて柔軟に構成いたします

研修内容のご相談・講師依頼については、
どうぞお気軽にお問い合わせください。

👉 お問い合わせ先
https://bellagaia17.com/contact/

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