東京都老健協会様にて「そのひと言、大丈夫? 感情コントロールとスピーチロック対策研修」を実施しました

14.登壇した介護研修・セミナー紹介

皆さま こんにちは。
ベラガイア17の梅沢佳裕です。

今回、一般社団法人 東京都老人保健施設協会様よりご依頼をいただき、
東医健保会館にて 「感情コントロールとスピーチロック対策」 をテーマに研修講師を担当させていただきました。

老健職員の皆さまが日々直面する
「利用者との関係づくり」「声かけの難しさ」「忙しさの中で揺れる感情」
に焦点を当て、明日から使える実践スキルを中心にお伝えした3時間の集中研修です。


■研修概要

■テーマ
感情コントロールとスピーチロック対策
(介護場面の“ひと言”を見直す・怒りの仕組みを理解する・より良い関わりにつなげる)

■日時
2025年12月 15:00~17:00

■主催
一般社団法人 東京都老人保健施設協会
https://www.roken-tokyo.or.jp/

■場所
東医健保会館(東京都)


■研修プログラム

1)講義①:スピーチロックの基礎理解
・なぜ日常の何気ない声かけが“心理的拘束”につながるのか
・利用者の自由・自尊心への影響を理解する視点

2)ワーク①:日常ケアの声かけを見直す
・普段の言葉づかいを振り返り、職員同士で気づきを共有

3)講義②:怒りのメカニズムと感情コントロール
・人が怒りを感じる構造
・介護現場で役立つアンガーマネジメントの基本

4)ワーク②:イライラ感との向き合い方を考える
・ケースを使って「どう対処するか」を話し合い
・ストレスの言語化や“切り替え方”を実践的に学ぶ

5)まとめ・振り返り
・明日から変える「ひと言」宣言
・職場全体で取り組むためのヒント


■2.研修の様子(公開版・リライト)

今回の研修には、都内老健施設で勤務される幅広い職種の皆さまが参加され、会場は開始直後から大変熱気に満ちていました。

前半は、スピーチロックの基礎理解からスタート。
「丁寧に伝えているつもりでも、利用者の自由を奪ってしまう場合がある」
という点に多くの方が深くうなずかれ、
“言葉の選び方ひとつでケアの質が変わる”という意識が自然と高まっていきました。

続くワーク①では、日常でよく使う“声かけのクセ”を職員同士で点検し合いました。
「つい急かしてしまう」「本人の意思を確認する前に動いてしまう」
など、普段はなかなか言語化されないテーマにも積極的に意見が飛び交い、
「振り返って初めて気づくことが多いですね」という声が多く聞かれました。

後半では、怒りのメカニズムとアンガーマネジメントを解説。
“怒りは悪い感情ではなく、扱い方が重要”という視点を共有し、
自身のイライラ感を客観的に捉える方法や、冷静さを取り戻すコツなど、
明日から現場で実践できるスキルを数多く学んでいただきました。

ワーク②では、現場でよくある“イラッとする場面”を題材に、
感情の背景を読み解きながら適切な対処を考え合うグループワークを実施。
日ごろ職場では話しづらいテーマにも関わらず、皆さまが率直に気持ちを共有し合い、非常に有意義なディスカッションとなりました。

研修の最後には、
「明日から変えてみる“ひと言”」
を参加者全員が取り組み、
“より丁寧なケア・より深い理解につながる言葉” を意識する機運が高まりました。

ご参加いただいた皆さま、主催いただいた東京都老人保健施設協会様に心より御礼申し上げます。


■講師依頼のご案内

本テーマ 「感情コントロール」「スピーチロック防止」「ハラスメント対応」「ケアの質向上」 に関する研修は、
全国の介護施設・社協・自治体・法人様より多数ご依頼をいただいております。

・対面研修/オンライン研修 いずれも対応
・内容は施設の課題に合わせて柔軟にカスタマイズ
・講師料はご予算を伺ったうえで応相談

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(筆:ベラガイア17人材開発総合研究所 代表 梅沢佳裕

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