東京都社会福祉事業団様にて【フォロワーシップ研修】を実施しました

14.登壇した介護研修・セミナー紹介

皆さま こんにちは。ベラガイア17の梅沢佳裕です。
このたび、東京都社会福祉事業団様にお招きいただき、「フォロワーシップ研修~現場をつなぐ中堅職のフォロワーシップ実践」をテーマに研修講師を務めさせていただきました。

1.研修概要

今回の研修は、中堅職員(2級)の皆さまを対象に、「フォロワーシップ」をキーワードに据えて各回35名程度で4回にわたって約130名の福祉職・看護職・栄養士・心理職・事務職の皆さまへ実施しました。介護・福祉現場では、リーダーの意図を理解して現場に橋渡しする力や、同僚との協働、板挟みの状況に冷静に対応する力が求められます。その実践力を高めることを目的に、以下のプログラムを展開しました。

■テーマ:フォロワーシップ研修~現場をつなぐ中堅職のフォロワーシップ実践

■開催日時:2025年9月 13:00~17:00(集合研修)

■研修場所:社会福祉法人 東京都社会福祉事業団

 *東京都新宿区大久保3-10-1-201

 *東京都社会福祉事業団Hompage

■研修プログラム

  • 講義①「フォロワーシップとは何か?」
  • ワーク❶「他者視点で役割を棚卸し」
  • 講義②「グループリーダーとの関係づくり」
  • 講義③「寮職員との関係づくり」
  • ワーク❷「現場をつなぐフロアリーダーとしての関わり方」
  • 講義④「レジリエンス再認識」
  • ワーク❸「レジリエンス・トリガーの気づき」
  • ワーク❹「ケーススタディ:板挟み対応力を育てる」
  • まとめ「明日からの“小さな一歩” 」

2.研修の様子

研修当日は、組織を支える中堅職員の方々が多数参加され、熱心にご参加くださいました。研修冒頭では「フォロワーシップとは何か?」を理論的に整理し、単なる“部下”の役割ではなく、組織の成果を高める重要な役割であることを共有しました。

続くワークでは、自身の役割を他者の視点で棚卸しし、「自分がどう見られているか」「どのように役立てているか」を意識化する機会を持ちました。この作業を通じ、参加者同士が互いに気づきを与え合う場面もありました。

講義②・③では、グループリーダーや寮職員との関係づくりを取り上げ、日常の小さな関わりが信頼形成につながることを解説しました。実際の場面をイメージしたロールプレイや対話を通して、「板挟みの状況でも冷静に対応できるための視点」を体感いただきました。

さらに、レジリエンスに関する講義とワークでは、参加者それぞれが「自分にとってのレジリエン・ストリガー(回復のきっかけ)」を言語化しました。最後のケーススタディでは、現場で起こりうるジレンマを題材に意見を交わし、「正解は一つではないが、対話の中でよりよい解を導ける」という実践的な学びを共有しました。

終盤のまとめでは、「明日からできる小さな一歩」を各自が考え、持ち帰っていただきました。参加者の皆さまの真剣な姿勢から、現場をより良くしたいという強い想いを感じた研修でした。

改めて、研修の機会をくださった東京都社会福祉事業団様、そして参加してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

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