【介護保険最新情報Vol.1411】「介護情報基盤ポータルサイト」公開で現場はどう変わる?

13.介護保険最新情報・ニュースまとめ

――事業所・包括・ケアマネが押さえるべき準備と活用法


はじめに

2025年8月20日、厚生労働省老健局は「介護情報基盤ポータルサイト」の公開を発表しました(介護保険最新情報 Vol.1411)。
このポータルは、介護情報基盤への円滑な移行を支援し、自治体・事業所・医療機関などの関係者が必要な情報を一元的に入手できる場となります。

本記事では、介護事業者・包括支援センター・ケアマネジャーが実務で押さえるべきポイントを、わかりやすく整理しました。


1.ポータルサイトで公開されている情報

公式に示された内容によると、サイトには以下が掲載されています。

  • 介護情報基盤の概要
  • 各関係者向けの準備資料(関連システムの改修事項、移行スケジュールなど)
  • 導入に向けた支援策や補助金情報(申請方法・対象範囲など)

補助の申請は、ポータルを通じて**国民健康保険中央会(国保中央会)**が受け付け、交付も同会を通じて行われる予定です。

➡ 公開サイト:介護情報基盤ポータルサイト(国保中央会運営)
➡ 関連通知:介護保険最新情報 Vol.1411(厚労省公式PDF)


2.関係者別に見る“いま着手すべきこと”

介護事業所

  • 所内で「情報基盤対応責任者」を指名し、ポータル更新を定期確認する。
  • ベンダーと協議し、関連システムの改修計画と費用見積りを早期に着手。
  • 補助申請を逃さないために、証憑書類の整理と稟議ルートを事前に整備。

地域包括支援センター

  • 自治体・事業所・医療機関をつなぐ移行スケジュール共有会を定期開催。
  • ポータル資料を活用して、事業所ごとの課題や不安を棚卸し。

ケアマネジャー

  • ケアプランデータの基盤連携に備え、記録様式の標準化を進める。
  • 医療・介護の情報連携ルールを整理し、チーム全体に共有。

自治体担当課

  • 所管内の事業所・広域連合に向けて、周知と進捗把握を徹底。
  • 補助申請の進捗状況をモニタリングし、ボトルネックを早期発見。

3.導入プロセスとリスク管理

導入プロセス(基本の流れ)

  1. ポータルで概要・改修要件・移行スケジュールを確認
  2. 所内の作業計画(改修・申請・研修)をWBS化
  3. システム改修・テストを実施し、紙運用との整合性を確認
  4. 段階的に切替え、運用レビューを実施

想定されるリスクと対策

  • 改修遅延:→ ベンダーとの週次進捗確認、暫定対応ルールを整備
  • 周知不足:→ 所内用Q&A、連絡窓口を事前に周知
  • 補助申請漏れ:→ ガントチャートで申請時期を明示し、自動リマインド

4.今日からできる“現場チェックリスト”

  • 所内責任者を指名し、ポータル更新を週次確認
  • システム改修対象の洗い出しを開始
  • 補助申請の書類準備(見積・証憑の整理)
  • 職員研修計画を立案(操作説明・問い合わせ体制含む)

まとめ

「介護情報基盤ポータルサイト」の公開は、介護現場のデジタル化を加速させる第一歩です。
2026年の本格運用に向けて、準備の遅れがそのまま業務停滞や補助金の逸失につながるリスクもあります。

今こそ、ポータルサイトを積極的に活用し、計画的な準備を進めることが大切です。

タイトルとURLをコピーしました