【福島県老施協】介護職のためのレジリエンス研修を実施しました

14.登壇した介護研修・セミナー紹介

皆さま こんにちは。ベラガイア17の梅沢佳裕です。

このたび、福島県老人福祉施設協議会様よりご依頼をいただき、
介護職のためのレジリエンス~折れない心の育て方」をテーマに、
講師を務めさせていただきました。


1.研修概要

■主催:福島県老人福祉施設協議会
https://f-roushikyo.or.jp/
■テーマ:介護職のためのレジリエンス~折れない心の育て方
■開催日時:2025年10月23日(木)10:00~16:00(集合研修)
■会場:ビッグパレットふくしま

【研修プログラム】
《午前》
講義①:レジリエンスとは?基礎理解
ワーク①:ストレス反応セルフチェック
ワーク②:ストレス源マッピング
講義②:介護職のストレス構造と影響
講義③+ワーク③:感情コントロールと思考のクセ

《午後》
ワーク④:気持ちの切り替え練習(ロールプレイ)
講義④:自己調整力の育て方
ワーク⑤:学びの整理と内省共有
講義⑤:セルフケアと習慣づくり
ワーク⑥:元気のもとリスト
ワーク⑦:困難事例をもとに感情を整えた対応を考える


2.研修の様子

今回の研修には、特別養護老人ホーム・デイサービスの様々な介護現場で働く介護職員の皆さまがご参加くださいました。


現場で直面する感情のゆらぎやストレスへの向き合い方を、一日を通じてじっくりと掘り下げる貴重な機会となりました。

午前の講義では、まず「レジリエンス=折れない心」とな何かについて理解することからスタート。「ストレスを跳ね返す強靭な精神力をつくる」のではなく、「ストレスに押しつぶされそうになっても柔軟に回復力できる力を持つ(育てる)」ことを目的に、
心の反応を客観的に捉える方法を学びました。


セルフチェックでは、「自分のストレス傾向」や「気づかない疲労サイン」に気づく参加者が多く、グループワークでは「自分だけが悩んでいるのではなかった」と共感の声が上がりました。

午後は、実践的な感情マネジメントセルフケアの習慣化をテーマに展開。
ロールプレイでは「利用者から強く叱責されたとき」「家族対応で理不尽な言葉を受けたとき」など、実際の介護現場を想定しながら、怒りや落ち込みを冷静に切り替える技術を練習しました。


また、「元気のもとリスト」を通じて、“自分を支える小さな習慣”を言語化する時間では、
「小さな喜びを意識する」「頑張りを見える化する」など、前向きなアイデアが多数生まれました。

最後のワークでは、困難な利用者対応の事例をもとに、「感情を整えて関係をつなぐ」プロセスをグループで検討。「怒りの裏には不安がある」「相手を理解するためにまず自分を整える」という気づきが共有され、参加者の皆さまの表情には確かな変化が見られました。

この研修は、介護職が“折れない心”を育てながら、長く現場で働き続けるために欠かせない、実践的なレジリエンス研修です。


他では学ぶ機会の少ない、介護職の感情マネジメントとセルフケアを体系的に学ぶ機会となり、
ご参加された介護職の皆さまも、名残惜しそうに研修終了後にも残って話し込んでいるグループもありました。


著者・講師:ベラガイア17 人材開発総合研究所 代表 梅沢佳裕

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本研修は、介護職員のメンタルケア・定着支援・チーム力向上に特化した内容として、
全国の社会福祉協議会・法人研修・行政主催セミナーなどで実施可能です。

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