第39回介護福祉士国家試験は、2027年1月31日に実施されます。11月に入り、参考書を読み終えていないことや、覚えた内容を忘れていることが気になる方もいるでしょう。試験までの約3か月は、問題を解いて理解が曖昧な箇所を見つけ、復習につなげていきたい時期です。
問題演習には、今の実力を確かめるだけでなく、学んだ内容を思い出す機会をつくる役割があります。医療職を対象とした研究では、解説を確認しながら繰り返し問題に取り組んだ群が、資料を繰り返し読んだ群より、後日の知識確認で良い成績を示しました。ただし、この結果から介護福祉士試験に必要な学習日数や問題数が決まるわけではありません。
学習日は10問以上。答え合わせまでを一組にする
試験はA・B・Cの3パート、計125問で構成されます。Aには「社会の理解」「生活支援技術」など、Bには「認知症の理解」「医療的ケア」など、Cには「介護過程」「総合問題」が含まれます。
全パートを受験する方は、週に5日ほど学習し、2日は休み・調整日にするところから予定を組んでみてください。学習日の配分は、次の形が一例です。
- Aパート:週2日
1日目は新しい問題を10問以上解きます。2日目は別の問題に取り組みながら、迷った論点を解き直します。 - Bパート:週2日
認知症の理解や医療的ケアなど、扱う科目を変えて問題を解きます。2日目には、その週に間違えた問題も振り返ります。 - Cパート:週1日
介護過程と総合問題に取り組みます。事例問題では、本人の希望、心身の状態、生活上の状況を問題文から確かめてから答えを選びます。 - 休み・調整日:週2日
勤務や家庭の予定に合わせて置きます。学習できなかった日の問題を、翌日にまとめて上乗せする必要はありません。次の学習日から再開します。
第38回試験でパート合格し、第39回では不合格のパートのみを受験する方は、受験するパートに絞って計画を立ててください。
11月の目安は、週5日程度、実践問題を1日10問以上解いて復習することです。10問は取り組みを始めやすくするための目安であり、研究で示された最適な問題数ではありません。夜勤や家庭の予定がある週は、学習日を減らして調整して構いません。

答え合わせでは、間違えた問題に加えて、正解しても判断に迷った問題を確認します。次に何を見直すか分かるよう、間違えた理由を短く残しましょう。
- 知識が曖昧だった:参考書の該当箇所を確認する
- 似た内容を取り違えた:選択肢の違いを整理する
- 問題文を読み落とした:判断に必要な条件を探し直す
たとえば「認知症の理解」で迷ったときは、原因疾患の特徴を混同したのか、事例に示された本人の状態を読み落としたのかを確かめます。解説を長く書き写すより、「次に同じ論点が出たら何を確認するか」を一行で残すほうが、解き直す際に使いやすくなります。
迷った問題は、同じ週の別の学習日にもう一度解きます。日を空けて問題に取り組む方法については研究がありますが、「必ず何日後」と決める根拠にはなりません。勤務に合わせて再確認できる日を選んでください。
一問一答は用語の確認に使えます。一方、本試験は五肢択一を基本とする形式です。一問一答で覚えた内容も、過去問では複数の選択肢を比べて判断できるか確かめましょう。
休みを含めてA・B・Cパートを回す
試験はA・B・Cの3パート、計125問で構成されます。Aには「社会の理解」「生活支援技術」など
また、制度や法令に関する過去問は、出題当時と現在で内容が異なる場合があります。古い解説をそのまま覚えず、改正の有無を確認しましょう。
11月末には、解いた問題の総数とともに、月初に迷った論点を今は説明できるか振り返ります。まだ迷う箇所が分かれば、12月に優先して復習する内容を決められます。
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